こんにちは。校條友紀子です。
弊社は賃貸物件の管理をしていますが、弊社自身も大家であるため、
双方(大家と管理会社)の気持ちが痛いほどわかります。
「〇〇は管理会社がやって~!」
「〇〇は大家さんがやる」
という分離型の取り決めをしているケースもあるでしょう。
しかし、中々難しいことだと思います。
「いや、うちのマンションはうまく連携してやっている!」
と思っているのは大家さんだけであって、
実は管理会社としてはすごくやりにくい大家さんと位置づけられているかもしれません。
それだけならまだしも・・・
せっかくの入居チャンスを逃がしてしまっていることに大家さんは気づくべきです。
管理会社から言わせてもらうと、やるせないというか・・・気の毒な「負のスパイラル」。
一番分離しやすい業務として、共用部の清掃や空室リフォームが考えられます。
しかし、空室リフォームを大家さんが担当する場合、
時代に見合った斬新なアイデアがなければ、例えばこんな↓悲惨なトラブルが起きます。
①空室リフォーム工事が延期して新入居者が予定日に入居できないため多大な迷惑がかかる。
(管理会社が新入居者に怒られる、場合によっては損害賠償問題!)
②空室リフォーム工事の進捗を把握できないため、管理会社としてチェックがおろそかになる。
(大家さんと管理会社は責任転嫁合戦)
急かされ仕上がった部屋なので案の定、リフォーム工事に不備があり、
入居者から更なるクレームを受け、管理会社がまたもや怒られる。
その上「なぜ気づかなかったのか」と大家さんにも怒られる。
③新入居者はなんと入居直後、ご立腹の上、退去してしまいました。
そんな事件後のある日、大家さんHは管理会社に空室リフォーム工事を任せる兆しもなく、
また別の退去部屋を大家さんの変わらぬアイデアでリフォームしました。
驚いたのは、なんと不備のある箇所に大家さん手書きで付箋が貼ってありました。
「〇〇は壊れています、ご承知おきください」みたいな謎の付箋がいっぱいの部屋。
あわわ・・とりあえず私はその箇所を撮影し情報は持ち帰りました。
が、、、、幸か不幸か、未だ申し込みはありません。このお部屋・・・・・
いくら告知してあるといえども、クレームを食い止める対策にはならないと思うのです。
「この月見団子セットは少しカビが生えています。ご承知おきください」
と貼ってある和菓子を誰が買うだろうか?
という感覚に思えてならないのです。(大袈裟にいうと)
大家さんの上から目線を感じずにはいられない心境です。
大家さんと管理会社、それぞれに言い分はあります。
🔶大家さんからすれば、
「管理会社のリフォームって、ぼったくり!過剰な箇所まで設備とかリフォームしちゃうから勿体ないんだよね」
と、敵視されてしまう。挙句、クレームを受けるのは管理会社だし、
空室が埋まらなければ「早く埋めてよ、管理料払ってるんだからさ~ねぇ」と大家さんに注意される。
結局、そのリフォーム代を節約したところで入居が決まらないのであれば、意味がないように思う。
第三者に任すなら任す、自主管理なら若い後継者にバトンタッチするなりして
斬新なアイデアを取り入れる。という潔さも必要だと思う。
メールの送受信が苦手、メール添付がわからない。FAX主義、SNSとSMSの違いがわからない・・・
はもう引退すべきでしょう。
好かれる大家さんになろう!ってつくづく感じる今日この頃です。
人の振り見て我が振り直せ ですね。
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