こんにちは。校條友紀子です。
今回のテーマは入居者からのクレームTOP5をお伝えします。
大家になれば入居者からクレームを受けるのは当たり前と思っていいでしょう。
「うちは管理会社が対応してくれるから大丈夫!」と思っていても、
なんらかの手段で大家さんの情報を調べて直接交渉する入居者さんは結構います。
ですから管理会社任せの大家さんも他人事ではありません。
では発表します。
第5位 駐車場関係
具体的に3つご紹介します。
1・「自分の駐車スペースに誰かの車が停まってる!」
このクレーム対応は緊急かつご立腹ですから、対応策を考えておく必要があります。
どこか一時的に駐車できる位置を大家さんも把握しておくといいですね。
管理会社は普段このようなクレームをどのように対応しているのか聞き、代替えの駐車スペースについて把握しておくのもいいでしょう。
そしてなにより停め間違いが起こらないような駐車場作りができているか?
大家さんとしてはそれを考えるべきです。
夜や考え事をしているときは、私も駐車位置を間違えそうになります。
お金はかかりますが、目立つ看板設置など対策を練ることもいいですね。
2・「駐車しにくいから位置をかえてほしい」
これは希望を叶えてあげたいものです。
しかし、満車状態では誰か交換に同意してくれる人を見つけなければなりません。
煩雑な手続きは管理会社が対応してくれますが、同じクレームが続くなら駐車場の配列を変更するのも手段です。
駐車場の白線が薄いままの物件はたくさんあります。
線を引きなおす際に、配置を考え直すのもオススメです。
今は停めやすさが重要視されています。
成約に至らない原因の一つに駐車場が狭くて停めにくい!が増えつつある現状を理解しましょう。
3・「駐車場が暗いから照明を付けてほしい、カメラを付けてセキュリティを強化してほしい」
これは意見として知っておくといいでしょう。
なにせお金がかかることなので応じなくても問題はないでしょう。
しかし大家さんとして夜の駐車場に行って体感されることをオススメします。
自販機設置で明るくなるという一石二鳥のケースもあります。
第4位 虫や植栽のクレーム
私の経験上、「ハチが巣を作っているのでなんとかしてほしい」と言われたことが何度かあります。
誰しもハチって怖いですよね。
でも、超危険なハチとおとなしいハチがいることに気づきました。
私の場合、すべておとなしいアシナガバチのクレームだったので、ハチ専用の駆除剤を購入して、処理したこともあります。
1000~2000円で簡単に購入できました。それらの駆除剤は10メートルも飛ぶので一撃でした。
ハチやその巣の形状を調べて、もしスズメバチなど危険なハチであれば行政に対応してもらうか、専門業者に依頼することをオススメします。
もちろんアシナガバチも絶対安心とは言い切れないのでみなさんでご判断ください。
次に植栽のクレームですが、これは隣地からのクレームなので番外編としますね。
成長が早い植栽は隣地へすぐに越境するので日々のメンテナンスにコストがかかります。
そこで私は最近思い切って植栽を伐採しました。
よほどのシンポルツリーでない限り、クレームや維持費がかかることは根源から失くすと良いでしょう。
第3位 臭い
窓を開ける季節になるとタバコの臭いに関するクレームが増えます。
季節に関係なく、換気扇の下で喫煙すると居室外へ臭いが流れるので年間通しての問題と言えるでしょう。
注意喚起を促すしかありませんが、私は数年前から、契約書にタバコについて条文を追加しました。
その条文についてはまた別の機会でお伝えしようと思いますが、新しい入居者は契約によってタバコを根源からシャットアウトできます。
タバコの臭いによって古くからの入居者が退去しないよう配慮したいものです。
第2位 設備の不具合
具体的に3つご紹介します。
1・蛇口などからの水漏れ関係
2・スイッチやエアコンなど電気関係
3・建具の開け閉め不具合
もちろんこれらも管理会社が対応してくれますが、大家さんとしても把握しておくといいでしょう。
管理会社の対応が24時間でない場合や大家さんが同じ敷地にお住まいの場合など、管理会社を飛び越えてこれらのクレームを大家さんが受ける可能性があります。
管理態勢、お抱えの職人さん、24時間365日管理会社は対応しているのか?など、
特に大家さんが入居者との関わりが密接な場合は、これらを整理しておくといいでしょう。
第1位 騒音
一番多いのが上下左右からの騒音問題ですね。
もちろん管理会社にお任せすれば上手く対応してくれるでしょうが、管理会社の対応状況を把握するといいですね。
たとえば、エントランスの掲示板に「騒音苦情のお知らせ」などがあると、入居希望者が見学に訪れた際、マイナスイメージになります。
この手のクレーム対応は外部の人にわからない形で進めるよう管理会社と話し合いましょう。
次にマンションの構造上の騒音です。
2つご紹介します。
1・蛇口の水を急にとめると水道管の流れも急激に止まります。
そして水道管の圧力が急変して大きな音が鳴るんですね。
これをウォータハンマーといいます。
すごい大きな音のときもあるので入居者さんはびっくりしてクレームを出す場合があります。
このような構造上の現象を大家さんとして知っておくと、いざというとき入居者に説明すれば安心してもらえますし、軽減対策に協力してもらうこともありです。
あまりにひどい場合は低減器を設置するなど専門業者対応が必要かもしれません。
そのあたりの知識を身につけておきましょう。
2・窓を閉め切った状態で換気扇をつけると音がしてクレームを受けることがあります。
これは空気が部屋に侵入したくてもしにくい状態なので、玄関扉が開かなくなったり、排水トラップの水が圧力により吸い上げられて下水臭がするなど悪いことが連鎖します。
この音のことをかざきりおん風切り音といいます。
特に鉄筋コンクリートのマンションは気密性が高いためこのような現象が起きます。
どこかの窓を少し開けるなど軽減方法はいくつかあります。
これもマンション特有の現象なので大家さんとしては知識を身に着けておくといいですね。
では今回の話を復習していきましょう。
今回は入居者クレームTOP5を発表しました。
第5位 駐車場
第4位 虫、植物
第3位 におい 臭い
第2位 設備の不具合
第1位 騒音
YouTube動画にてこの内容を閲覧できますのでよかったらご視聴くださいね!
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