こんにちは。校條友紀子です。
今回は私がよく受ける質問
「大家さんになったらなにするの?大変?」を取り上げてお伝えします。
主な「大家のしごと」6選
1・空室に入居者を入れる
2・入居者からのクレーム受付
3・物件の修繕工事
4・火災保険に加入する
5・固定資産税の支払い
6・確定申告
これが主なものです。
では重要ポイントだけ具体的にみていきましょう!
・空室が出たら入居者を入れる
サラリーマンが一から大家さんを目指したいという相談もあれば、
「高齢の親が大家さんでそれを引き継ぎたいけど実際どうなの?」という相談も受けます。
「不労所得っていいよね~、アーリーリタイアも夢じゃないなって思うけどさ、大家さんって日々どんなことするの?」
確かに不労所得に近いところはありますが、入居者ありきの収入です。
入居者は平均4年で退去するものです。
新しい入居者を入れなければなりませんから、空室が出たら不動産会社に依頼しなければなりません。
また人気のないアパートには人が集まりません。
人の集まる魅力ある物件にするための努力を怠ると家賃収入は得られません。
・入居者からのクレーム受付
設備の不具合、入居者間のトラブル、騒音、ゴミ問題、賃貸条件の変更依頼など数えきれない問い合わせを受けなければなりません。
年中無休といっても過言ではありません。
・修繕工事やその手配
建物やそれに付随する設備は非常に細かく、大家さんにはその修繕義務があります。
小さな修繕は【部屋のスイッチが壊れた】とか【建具の開け閉め不具合】など、細かくてキリがありません。
一方、深刻な修繕の例としては屋上から貸し部屋への雨漏りや水道管の故障など、
生活に密接した問題なので「いつかそのうちに直すよ」と後回しにできません。
大きな修繕となれば、金額やその方法の判断に労力がかかります。
素人であれば専門家への相談も必要でしょう。
・確定申告
今まで確定申告をしていなかった人は面倒な作業が増えます。
収入として年間の家賃、共益費、駐車料など。
支出としては、年間の修繕費、固定資産税、火災保険料、管理費、不動産屋に支払う諸費用など仕分けし翌年の2月~3月に申告しなければなりません。
「うわ~大変だ~!」と思うのであれば、管理会社に委託することができます。
それなりの管理料は発生しますが、大家さんとしてはプロに任せることにより、入退去の管理、クレーム対応、修繕の手配など、煩雑な作業全般を代行してくれます。
確定申告が面倒であれは税理士さんに報酬を払えばお願いできます。
ただし、これらの専門家に丸投げしていては、賃貸経営はうまくいかないでしょう。
細かい手続きは管理会社や税理士が行ってくれますが、結局大きな決断は大家さんの判断を待つしかないのです。
賃貸物件には入居者やテナントが入っているので、それぞれに色々な問題が発生します。
人が入っているがゆえに、事故や事件が起きます。
それにどう対応するか、トラブルが重大であれば大家さんの範疇となるわけです。
それもお任せ!とはいかないのです。
そして、建物に大きな故障が生じれば、大きな修繕や費用がかかります。
もちろん、管理会社は提案を出してくれますが、判断は大家さんに委ねられています。
そんなことから、「すべてお任せして不労所得ゲット!あ~夢の生活」とはいかないのです。
丸投げはよくないとわかっていただけたとして、管理会社に口出ししすぎる大家さんも問題です。
管理会社とは程よい距離感で「ウケの良い大家さん」でいるよう努めなければなりません。
不動産会社に嫌われると入居者獲得に不利ですから、上手にお付き合いするのも成功大家の務めです。
では最後に…
大家になるということは、簡単ではありません。
努力なしに夢の不労所得とは言えません。
・懐具合
・銀行借り入れ
・中古か新築か?
・法人設立?
・戸建?アパート?区分所有?
・相続人の幸せ?
など事前に決めることは盛りだくさんです。
「入居が全然決まらず空室だらけだったらどうしよう?」など
最悪の事態を考えると莫大な負債をどう返済すればいいか怖くなりますよね。
ですが、これを乗り越えれば夢の不労所得です。
毎月の家賃収入から経費とローン返済を引いても、十分にプラスが出ている大家さんもたくさんいます。
ある程度の自己資金が準備できて、融資を受ける目安がつくのであれば大家を目指すことも夢ではありません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
YouTube動画にてこの内容を閲覧できますのでよかったらご視聴くださいね!
↑ 画像をクリックすると動画が始まります!! ↑
※さらに具体的な情報、ここには書けない体験談などをお届けします!