こんにちは。
校條友紀子です。
今回は嫌われる大家の特徴5選です。
不動産会社はたくさんの物件を取扱っていて忙しいです。
でもこう思いませんか?「自分の物件だけはとにかく早く空室を埋めてほしい」自分の物件だけ特別扱いしてほしいって思ったことありませんか?
私も昔、たくさんの手土産を持って、物件近くの仲介店巡りをしましたが、なぜか入居がなかなか決まりませんでした。
でも不動産会社目線で考えるようになって以来、すぐ入居付けしてもらえるようになりました。
では、不動産屋が嫌う家主ワースト5をご紹介します。
第5位 考えがすぐ変わる
空室に悩む家主が「家賃の値下げ」を決断することは多々あります。
家賃を下げたはいいんですけど、惜しくなっちゃってその決断を撤回する家主がいるんです。
「家賃を下げるって言ったけど、やっぱりやめとく~」ってね。
不動産屋としてはめちゃくちゃ困るんですよ。
なぜかっていうと、インターネットのサイトでは家賃ポチってすれば、すぐ切り替わっちゃうんですよ。
そうすると、家賃の値下げに反響があってそのやりとりがお客さんと不動産屋の間ではじまるんです。
ほんと反響はすぐですよスピード勝負ですから。
「この部屋の見積りくださ~い。はい、これで~す。いまから見学させてくださーい」
というやりとりの進行中に、家賃値下げを撤回するわけでしょ。
仲介業者としてはお客さんに怒られるわけなんですよ。
「おとり広告だったんか~」ってね。
不動産屋も謝らなきゃいけないし、信用を損なっちゃうわけなんですよ。
口コミサイトに悪口を書かれちゃうかもしれないし。
ほんとに困ったもんです。激おこですよ。
でもね、ある程度進行しちゃってる場合は「この大家くっそ~」と思いながらお客さんに平謝りして、成約までがんばってくれるでしょうね。
だって後に引けないですもんね。
そして、無事引き渡し後、不動産屋はその家主の名前と物件名を絶対覚えていて「2度とこの家主の仲介なんかするもんか」ってね、藁人形作るわけなんですよ。
だから、思い付きで重大なことを変えないってことです。
ほんとすごく嫌われる行為ですね。
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第4位 でしゃばり
これは事例を2つあげますね。
事例1
見学に立ちあっちゃう大家さん結構いるんですよ。
その大家さんって、すごくいいことしてると思ってるんですよ。
なぜなら誰も注意してくれないから。
私ぐらいですよ、こういうこと言うのは、仲介業者は大家さんもお客さんなんですよ。
だから「また来ちゃったんですか」って言えません。
だから実際は「大家さんとお会いできてうれしかったです」とか「大家さんが説明してくれて心強かったです」っていうかもしれませんがそれウソですね。
管理会社に聞くと「こういう大家さん困る~」って言います。
いや実際私もそう思いましたしね。
不動産仲介って読んで字のごとく「両社の間に入って取り次ぎをする立場」家主のかわりに物件を説明して契約を成立させるっていうのが彼らのお仕事。
だから仲介手数料が発生するんですね。
家主も仲介手数料という名の広告宣伝費を払うわけでしょ?
だから任せるほうがいいし立ち会わないほうが不動産会社には好かれます。
でも、例外ありますよ。
店舗など、例えばすごく複雑な内装が残っていて「大家さんに説明してもらわないとちょっとむり~」という物件もあるんです。
そういうケースは除きますよ。一般的な住居のお話しをしています。
事例2
リフォームをやたら張り切っちゃう大家さんいますね。
リフォームが趣味とか老化防止っていう大家さんいますが、ちょっとそれは違うかな~って思いますね。
別のところに趣味をもっていってほしいですね、ある程度任せたほうが不動産会社のモチベーションは上がりますよ。
やっぱり大家さんはプロじゃないからやり残しが多いですし、工事が完璧じゃないんですよ。
そして時間がかかる。
これも、不動産屋はそう思っても絶対家主に言いませんよ、いや言えませんよ。
「いやぁ大家さん今回も素敵なリフォームすごいですね~」って逆のこと言いますよ。
だってお客さんだもんね、とにかく不動産会社は「やりにくい」って言ってました、私もそう思います。
最大の目的は空室ロスを短くして次の入居者を早く決めること、ここでもたついたら何の経営してるんだかわかんないです。
だからリフォームについては大規模修繕みたいに何百万、何千万円かかるところで張り切るといいですね。
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第3位 任せてくれない
これは第4位とよく似てるんですけど、例をあげると、大家さん自身がカギを保管していて、現地に置かせてくれない。
現地にキーボックス設置さえ許さない家主もいるんです。
きっと彼らは心配なんでしょうね。
「なんかあったらどうするんだ!」って怒られちゃったこともあります。
私はこの業界20年以上いますが現地にキーボックスを設置して、なんかあったことって1度もないですし、仲間でも聞いたことないですよ。
まぁだからといってこれからなにも起きないとは言えないですけど。
それくらい確率が低いことを心配して不動産会社に嫌われて部屋を埋めてもらえないよりかは、不動産屋に任せたほうが空室は埋まります。
このように任せることにより、不動産会社は自らすすんで撮影に行ってくれます。
天気がいい日に写真の撮り直しをしてくれます。
それは現地に鍵があるからです。
そして「突然の紹介」をしてくれます。
どういうことかというと、近くの物件でお客さんを案内したけどお客さんがその物件を気に入らないってことあるんですよ。
そんなときあなたの物件を不意に紹介し、意外にも決まっちゃうケースってあるんですよ。
そういういいことが色々あります。
ですから、任せないや頑固というのは嫌われちゃいますね。
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第2位 レスポンスが遅い
返事が遅い大家さんがダメって言ってないですよ、
なぜなら本業が忙しい大家さんはいっぱいいて、当然電話に出られないでしょう。
それが悪いんじゃなくて、レスポンスが遅いタイプであれば、「なぜ任せないんですか?」っていうお話です。
そういうかたに2つ提案します。
提案①
「1万円までの修理なら僕の承認なしでもやっていいよ!僕電話あまり出れないから」
とか「2000円までの家賃値下げなら私が電話でれなくてもオッケーだよ」っていうような権限をわたす。
これらの金額や内容はあなたが決めればいいですよ。
提案②
あなたが電話に出れないなら家族を窓口とする仕組みをつくるのもいいでしょう。
「いやいや 絶対任せない!100円たりとも任せられない」 と思うなら席を外してトイレから小声で電話を折り返すっていう気合いが必要ですね。
「100円たりとも俺の許可なしにやってくれるな」って言っておいていざレスポンスあるのが2日後の大家さんね「やる気あるんか~」って嫌われます。
不動産会社は、そういう家主の物件は外して、違う物件をすすめる傾向にあります。
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第1位 せこい
せこいって一言でいっても判断はむずかしいですよ。
だって私もせこいですから(笑)。
せこい度合いと種類なんですね。
例えば、空室が出たとします、
空室に電気もひかない、水道も通さない、リフォームもしない。
だから家主に「なんでリフォームしないんですか?」って聞くと「入居が決まってからやるよ」っていう大家さんいるんですよ。
「なんで空室に電気代や水道代を払わなきゃいけないの?そんなこといいから早く入居付けしろよ」って怒られました。
そういうせこい家主は照明器具を付けませんから、物件見学してもよくみえません。
水道が通ってませんから下水臭で臭いですし、虫だらけの物件なんですよ。
(ここでの虫はハエです)
そんな物件に、仲介業者がお客さんを連れてっても決まるわけないんですよ。
決まるワケない物件はネットにも掲載してもらえません。
例えばスーモなどのポータルサイトは、掲載するのにお金がかかります。
結構高いんです。
だから載せないでしょう。
そうするとその物件は存在しないと同じなんです、
ネット社会の今、ネットに載ってない物件は致命的です。
ですから、せこい物件とその家主も嫌われるということなんですね。
以上が仲介業者に嫌われる家主ワースト5でした。
おさらいすると
5位考えがすぐ変わる
4位でしゃばり
3位任せてくれない
2位レスポンスが遅い
1位せこい
でした!
最後までご覧いただきありがとうございます。
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