こんにちは。校條友紀子です。
今日は【物件見学者に与える第一印象(外観編)】をお伝えします。
今回の内容は3部構成です。
1・空室対策だ!と考える前に見直すべき外観付帯物について
2・その内容や本来の意味を解説し、
3・対応策
物件見学者に与える外観印象を大家さんが理解し、ちょっとした工夫で入居を促進するワザを知ることができます。
ビルやマンションには「定礎」と書かれた石や金属製プレートが埋め込まれています。
これは、礎(いしずえ)を定めるという意味があり、建物の入口周辺に「定礎」(ていそ)の文字と建築年月日を入れるのが一般的です。
また多く場合、定礎石の奥には、「定礎箱」と呼ばれる箱が埋め込まれており、その定礎箱の中には、施工者や建築図面、当日の新聞記事、通貨などが入っています。
この箱はタイムカプセル同様に普段取り出すことは出来ません。
築年数は浅ければ浅いほど賃貸物件の借主に人気があります。
驚くほどのリノベーションがなされていれば話は別ですが、日本人の文化において「築年数の経過」は物件価値に大きなダメージを与えます。
日本人は「新築」が大好きでたまらないのです。
築年月は決して誤魔化すことはできません。誤魔化したら違法です。
築年月は、誰にでも簡単に調べることができます。
しかし、しかしですよ
聞かれもしないのにわざわざ伝える??
築年月を玄関で公言しなくていいんじゃない?!と思うのです。
あなたは自分の生年月日プレートを毎日首から下げて歩きますか?
私は嫌です(笑)
「あ~この物件、意外に古いんだ・・・」と思われてしまうより、そっとしておいてはどうでしょうか。
本当に知りたい人は調べるでしょうし、聞かれたときだけ感じよく答えればいいんじゃないでしょうか。
といわけで、私は定礎プレートの上に募集看板を重ねています。
ここは定礎プレートが高い位置にあったのでこのように看板がマッチしました。
1・定礎石の位置によっては、私のように募集看板がマッチするとは限りません。
他の何かでお洒落に隠す方法を考えましょう。
マンションの顔となる場所なので、プロにお願いすることをオススメします。
2・破壊するのはお金や建物へのダメージがありオススメできません。
3・壊してしまうのは、本来の意味である「安全への感謝と祈り」をこめた箱であることから心理的に気がとがめます。
とはいえ、この物件建設の目的は満室経営という繁栄の祈りが込められているとし、
「入居者獲得のため陰ながら支えてね」との思いをこめてなにかで覆えばいいと思います。
定礎式のとき、施主や工事関係者がどのような気持ちでこれを埋め込んだか、その魂を尊重しながら、満室経営のために実行してくださいね。
施主はすでに他界している物件もあると思いますが、天国で満室経営を応援していると思いますよ。
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