こんにちは、校條友紀子です。
今回のテーマは空室設備の失敗談についてお話します。
空室の設備には色々あって、代表的なものは、カメラ付きインターホン、エアコン、温水洗浄便座、追い焚き機能、宅配ボックスなどがあります。
ライバル物件と差別化するために重要な設備ですが、中でも照明付き物件は年々増加し、今や照明付きは多くの大家さんが取り入れています。
ですから、平凡な照明を付けるだけではライバル物件に勝てないかもしれません。
私は5年前、お!これはいい!と思い豪華なシャンデリア(下写真)を導入したんですが、本日はその失敗談をお話し、それにより感じた入居者ニーズを解説いたします。
「照明付き」とは賃貸部屋のメインとなる部屋、いまは全部の部屋に照明を取り付けて、そのまま賃貸することが珍しくありません。
私が照明付きをおススメする理由は4つ
① 入居者は経済的に助かる(お金の節約)
ファミリータイプで全部屋照明を購入すれば数万円はかかるでしょう。
② 入居者が手間なく引越しできる(時間と手間の節約)
どの部屋にどんなタイプの照明が適合するのか?引越しという大イベントの中、煩わしく疲れるイメージがなくなり効果的です。
③ 見学時に隅々まで確認できる(安心の保証)
夜や窓のない部屋、特に水回りもよく見えますから、重視したいポイントが確認でき効果的です。
④ 退去時も傷や故障を確認できる(トラブル回避)
仮に照明ナシで賃貸するということは、退去立会の際に照明を取り外した状態で傷をチェックすることになります。
薄暗い部屋での傷確認は大家さんにとって不利になる確率が高まります。
「え~!ここにこんな傷があったんだ」と退去清算後に気づいても時すでに遅しです。
前置きが長くなりましたが、
5年前の私は照明付きで貸すことは必須だと気づいていました。
しかし、どのライバル物件も照明付きが増え始め、私は差別化をはかるために特徴的な照明をつけて入居者の目を引くことはできないだろうかと思いました。
そこで、このシャンデリアをネットで購入し、自分たちで組み立てをしました。
組み立ては意外に簡単でした。
組み立て中の画像挿入↓
なにより物件を知ってもらう入口はインターネットですから、部屋の写真にこのシャンデリアがより良く映るようにアピールしました。
ところが、お客さんの反応はこんなでした。
「え~このシャンデリア、ちょっと苦手なので自分の好きな照明に付け替えていいですか?」
「入居申し込みしたいんですけど、このシャンデリアは大家さんで預かってもらえますか?」
など、折角の試みでしたが、シャンデリアを喜んでくださった入居者は2割程度でした。
入居者獲得に有利だと思い、試みたチャレンジだったのに、このようなデメリットが残りました。
デメリットは2つ
① 照明のインパクトが強すぎて、その照明に家具を合わせる難易度が高まる
② 積極的に「シャンデリアを預かってもらえますか?」と主張できない見学者はそこで申し込みをやめてしまう。
たった2~3割のお客さんが喜んでくれた企画でした。
しかし、少数の喜んでくださったお客さんの嬉しそうな反応をみることができたのは、光栄でした。
では最後にまとめです。
お客さんの大半は、
【部屋探しと引っ越しという大イベントの最中、家具合わせはかえって面倒】
と思うのでしょうね。
だから、部屋探しをしている人へは、面倒でなく、わかりやすく便利なものをアピールしてあげるのがいいと感じました。
ですから、現地の動画でご覧いただいたように、どうしてもシャンデリアを付けたいなら、効果的な魅せ方として、ホームステージングです。
お客さんが煩わしいと思う家具選びを示してあげることです。
予算の都合上、ホームステージングしないのなら、プロのアドバイスにもあったように、ごく普通のシーリングライトのほうが好ましいでしょうね。
このようなライトならシャンデリアよりはコーディネートしやすく、ライバル物件と差別化できます。
YouTube動画にてこの内容を閲覧できますのでよかったらご視聴くださいね!
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最後まで読んでいただきありがとうございます。