こんにちは、校條友紀子です。
本日は空室対策ポスト編をお届けします。
内容構成4段階
①内見者が見るポスト
②入居者が見るポスト
③効果的なシール
④注意点
⑤その他チェックポイント5選
です。
退去の通知を受けたら一日も早く次の入居者を埋めたいと思いますよね。
私が昔、空室リフォームだけに力を入れていたころは、どれだけお金をかけても空室はなかなか埋まりませんでした。
でも、ポストを気遣うことにより、空室はすぐ埋まるようになりました。
みなさんはマンションの顔である集合ポストがチラシで溢れ、散らかった状態を見たことありますか?
マンションの入り口にはこのようにポストがありますよね。
よく見かけるのが空き部屋のポストにこのように投函できないようテープで固定されていたり、
さらに「空室につき投函禁止」と記載した上、封鎖されています。
このような状態だと空室が埋まらないどころか、退去を促進する原因にもなるんです。
「ポストに入れないでね」と貼紙をしてテープ固定の封鎖をすると、
このようにチラシで溢れることは解消されますが、空室であることは一目瞭然です。
まず
【1】内見者が見るポスト
不動産屋に連れられて見学に来た人が「空室投函禁止」を見るとどうでしょう?
3つ考えられます。
①こんな空室だらけって人気がないのかなぁ、それか事故物件だろうか?ほかをさがそ~っと。
②こんな空室だらけなら申し込みを急ぐ必要ないよね。あとにしよっか。
③ポストに入りきらないチラシが落ちて共用部分が散らかる。
などのマイナスイメージを与えます。
次に
【2】入居者が見るポスト
現に居住する入居者が見たらどうでしょう?
これも3つ考えられます。
①みんなどんどん退去するんだなぁ、このアパートは魅力ないのかなぁ。近くに新しいアパートも増えたし、更新前にチェックしてみよっと。
②こんなにたくさん空室なんだ~一体家賃いくらで募集してるんだろ?ネットでリサーチしてみよっと。
そして現在の入居者は自分の住むアパートの空室をネットでチェックします。
おそらく古い入居者のほうが家賃設定は高いでしょうから大家さんに家賃値下げ交渉してくるかもしれません。
③空室であることが見た目でわかると、防犯面も心配です。
悪い人が空室で闇の取引に利用する事件も少なからずあるようです。
【3】効果的なシール
準備するものは
ビニールテープ・はさみ、ネームシールやテプラに「広報・チラシ投函お断り 着払いにて返送します」と印刷したもの。
集合ポストがない場合は玄関ドアに貼ります。
【4】注意点
①よくホームセンターやネットでこのようなステッカーをみかけます。
「チラシ投函禁止!警察に通報します」このように強烈なステッカーを貼るのはオススメしません。
確かにチラシが減る効果はあるんですが、それを見学者や現に居住する入居者が見るとどうでしょう?
「わ!神経質な入居者が住んでるのかな?」という不安を抱くんですね。
その不安により・入居への戸惑いや退去の促進につながります。
②空室が複数ある場合まったく同じシールを貼ると、バレバレなので
Ⅰ手書きで同じ内容を書く
Ⅱテープの色・質・大きさを変える
Ⅲ文章を言い換えて書く
などの工夫をするといいでしょう。
③管理会社に委託している場合は、担当者と相談しながらすすめるといいですね。
家主が独断で張り切ると管理会社との関係が悪くなります。
お気をつけください。
重要なポイントは、「空室ではなく、良好な入居者がシールを貼ってるのね」と見せかけることです。
この対策によりチラシがゼロになるわけではありませんが私の場合チラシは激減しました。
その上、高い入居率を維持できるようになりました。
【5】物件でチェックするポイント5選
今回のポストに加え4つ追加しました。
出向いたついでにチェックしちゃいましょう。
1)空室のポストが荒れていないか?そしてさきほど実演したテープを活用しましょう。
2)共用部分は散らかっていないか?ポスティングのチラシが床に散らばっていないか?
3)騒音、不審者、マナー違反など、マイナスイメージの貼紙は貼ってないか?
マイナスイメージの大々的な貼り紙は見学者が見たら申込を躊躇する傾向があります。
こういった警告はポスティングに切り替えましょう。
4)ゴミ置き場はきれいになっているか?
5)自転車置き場は整っているか?
パンクして明らかに使っていないであろう自転車で溢れていないか?
この5点を定期的にチェックましょう。
いかがでしたか?
「空室が埋まらない」「退去が続く」「家賃値下げ交渉が多い」
これらの理由はポストにあるかもしれません。
ポストの状態は、わざわざ管理会社に鍵の場所を聞かなくても、あなた一人でチェックできますから定期的な訪問をおすすめします。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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